離婚の為の年金分割、最終章

 やっと、どうにか、離婚の為の年金分割の手続きを終えることができた。
 一段落ついたのだ。


 どこにいるか分からない元主人の代わりとなる代理人と一緒に
 社会保険事務所へ 公的機関の写しやその他の書類を持って行った。

 夕方近くに行ったけれど、いすには、沢山の人が座って待っていた。
 初めてここに、来た時よりも ずいぶんマシ、あの時は、座るどころじゃなく
 立つ場所もないほどだったから

 聞くとは、なしに聞いてると昭和30年代に勤めた時の年金記録を
 捜してるというご老人、
 電話帳を片手に、その会社の名前もないと嘆いておられた。

 職員も 根気よく励まし ご老人の怒りを受けいれ、
 懸命に応対するのには、頭が下がった。

 私の離婚の為の年金分割など 簡単な作業なのだろうと思った。
 失踪中の主人を捕まえるのは、大変だったが
 どうにか、委任状に署名も書かせたし。
 
 1時間ほどで、私の順番になり、提出物を出した。
 印鑑登録証書、私達の婚姻日、離婚日の載った戸籍謄本その他。
 
 代理人も、身分証明書、印鑑持参してくれた。

 借金をしまくり、逃げた元主人からは、何もないからこそ
 この年金分割だけでも 欲しいのだ。

 職員の方がとても分かりやすく 教えてくれた。
 住所、名前などを書いて、捺印
 
 そして、最後に、年金分割の割合

 最大で50%なのだ

 私は、代理人を横に、50%と書いた
 
 半分!当然である!
 本当なら、全額欲しいほどだ

 婚姻期間、21年間、私は、どんな思いをしただろう。
 
 私の親からの生前贈与のお金は
 主人が未払いの為、税金の延滞金と税金やその他
 本来なら、主人の給料で払うものに消えていった。
 
 何年もたまりにたまっていた税金
 その後も 主人は延滞していくことになった。
 その滞納分が、役所がこのマンションを差し押さえ、登記簿謄本に載ったもの。

 私は、職員の方に聞いた。
 
 「元、主人は、60から年金開始ですか?」
 
 「ご主人は、60歳から、報酬比例部分をもらえます。
 65歳から 老齢厚生年金と老齢基礎年金が、支給されますね。」

 「そして、あなたは、62歳から 報酬比例部分がもらえますが、
 これに 今日、手続きした物は上乗せされるのです。 
 そして、65から、老齢厚生年金と老齢基礎年金が、支給されます。」

 職員の方に、頭を深く下げ、社会保険事務所を後にした。


 私は、65まで、いや 62まで 生きることはないかもしれないが・・・
 子供に迷惑をかけないように、生きていかなければと思った。
 これからが、長いだろう。

 季節は夏に向かうのに、気持ちは冬へと後ずさりしていった。
 
 
 

 
 
 

テーマ : 呟き - ジャンル : 結婚・家庭生活

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